毎日毎日、新しい発見がある!
この、ウーマンサクセスストーリーズの他の方の記事を見ると勉強になることはもちろん、「自分だけじゃない!」という気持ちと1から何かを作り上げていく人たちの道のりが見えてすごくモチベーションにもなる。
酵母パンめっちゃ食べたいし、タロットもやってほしいし、ヨガもしたい。(笑)
私は会社を辞めてこの仕事を本格的に始めよう!となってから、まだ1年。
本当に、何も知らないところから、ゼロから始まって、今ようやく0.7くらいまで進んだかな?
1から自分で作り上げていくって大変だなあ。
今までの道のりを振り返ると、色々悩んだし、もうどうすればいいのか分からなくて自暴自棄な無気力になってみたりした。
これからもっともっとあるんだろうけど、その時にならないと分からないからそれはまだいいや。
フランスに引っ越してきた当初、私のビジネスはまだふわふわで、生徒もほぼいない状態から、お小遣い程度の稼ぎで始まった。
この先ずっとパリに住む可能性の方が高いので事業登録もこちらで行うことに。
フランスには、2009年から執行された”Auto-entrepreneur”という個人事業制度があって、この制度は小規模なビジネスから簡単に始められるシステム。
これに登録するということが”開業(起業)宣言”として、合法的な営利活動ができるというもの。
この制度、始まってくれてありがとう!!!!(笑)
因みに、この制度が始まってから個人事業主は前年と比べると75%以上の増加があったらしい。爆増すぎ。笑えるレベル。
今やフランスでの個人事業主の数は100万を超えていて、毎月4万件以上の開業や起業があるのだとか。
ネット上で簡単に開業届を出すことが出来て、社会保障や所得税の計算も売り上げに応じた単純なもの。
しかも、それらの支払いも全部ネットでできる、そこまで難しくもない。
取られる割合高いけど。
でも、売り上げが無ければ払う必要が無い。
それもそれで問題アリだけど。(笑)
私のターゲットは「日本にいる生徒」なのでなかなか難しいところもある。
今の一番の課題である、集客、そして売り上げ。
何度も自分が外国に住んでいること、結婚の相手がフランス人なことを言い訳にしてきた部分が沢山ある。
そんなこと思ったって全部自分で決めたことなのにね。
でも、フランスで働く上でちょっと感動したこともある。
それは、一人の人間としての働き方を皆が認めており、それに対しての真剣な話が出来ること、とやかく言う人がいないこと。
私は日本では、「女」というフィルターと、「若い」というフィルターがかかっていて、心配する人だったりとやかくいう人が周りに少なからずいた。
「まだ若いのに」とか、「女なのに」とか、「最低3年は会社で働け」だとか。
「意識高いね」、「熱いね」って皮肉った言葉だって。
その言葉だけでどれだけの可能性が失われるか。
私のことを良く知っている人は「真世ならやるよね」と肯定的な人もいたけれども。
同世代の働き方の定義や感じ方に疑問も持っていた。
夢や希望、そして目標や目的が無い人が多い。
「ここにずっと座っていればお金もらえます。いいでしょ。」と言われたことがあるけれど、全く羨ましくも何ともない。
そして、考えている規模の狭さや意見の無さにも驚くことがある。
その中でも勿論そうではない人もいるけれども、同世代の人間はどちらかというとそうである人が多いような気もする。
フランスはそれが全くない。
10代~80代までのフランス人と話したけれど、誰もそんな人は今までいない。
個人を1個人として認めてくれている。
そして、話も広がるし、内容を話したり、今後どうしたいかという夢を語ることが出来る。
そして、それを受け入れてくれる。モチベーションも上がる。
こういう時、もっとフランス語が話せたら…と悔しい思いになるんだよなあ。(笑)
ふと、パリ在住で英会話を教えている生徒さんが言っていたことを思い出す。
「便利を取るなら日本、精神性を取るならフランス」
妙に、納得してしまった。(笑)