2018年もあとわずか。
日本は年が明けた、くらいの時間に執筆しています。
何故かというと今、ちょうど「書こう!」と思い立ったいいタイミングだからです。(これが、これまでに書かなきゃ!となると意外と書けないことがあります。)
今年は本当に激動の1年でしたが、それと同時にすごく充実した1年でもありました。
笑っていることが多かったかなと思います。
まず今年1番始めに大きかったことから言うと、生徒の受験。
講師陣はこの時期はお正月どころじゃなく精神的にも肉体的にも一番大変な時期です。(逆に受験が終わると一気に気が抜け少し心に穴が空いたように虚無感に苛まれたりします。)
冬期講習、そして受験を見守って、退社。
そして、4月に退職、個人事業を始めました。
前々からご縁があり持っていた生徒さんをそのまま引き続き見ていたのであまりすることに代わり映えはしませんでした。
今考えると、思ったより事業がスムーズに行き、現状にも満足をしていたのだと思います。
しかしそんな現状に満足していられたのも束の間。
9月、フランスへの引っ越し。
ここで私のどうしようもできない困難がいくつも降りかかります。
フランスと日本、時差があるため何人かの生徒さんを持てなくなりました。
今まで持っていた生徒はスカイプだけのレッスンではなく、家庭訪問で教えていた生徒も。
学生の生徒によっては塾を紹介したり等、生徒数は減りました。
フランスに引っ越してからは、生活が安定するまで、ということで9月~10月初めはいったん仕事もお休みしていました。
日常生活では、知っている人もいなければ言葉も話せない。
文化も環境も全く違い、普通の生活をするのにも精一杯。
日本ではそれなりに需要があって、自分を色々出来る人間だと思っていたけれど、ここフランスで「自分はなんて無力な人間なんだ」と思い知りました。
お店で身振り手振りで、自分の意志ひとつ伝えられない自分に悔しさとやるせなさも感じました。
自分には普通の生活すらこんなにも気力と体力を要するのか、と。
また、思ったよりも時間を持て余していてその時間に色々と考え込んだり、ふさぎ込んだりということがよくありました。
その環境を打破したきっかけは、仕事。
ぼーーーーっとしている時間が多かった9月。
その中で、ハッと思い立って始めたことがまだ持っていなかったEFL英語塾のウェブサイトの作成。
なぜ思い立ったのかはわかりません。(笑)
まずはどのサイトを使ったら良いのか調べるところから。
情報が多すぎてよくわからなかったので、とりあえず自分がよさそうだな、と思ったものをチョイス。
どのように作ればいいのかもわからず手探りでしたが、片っ端から調べまくり、そこから3、4日間ほどで完成させました。(今でもちょこちょこ改良しています。)
EFL英語塾のウェブサイトはコチラ
→ https://www.educationforlifejapan.com/
ちなみに、EFL英語塾の”EFL”はEducation for Lifeの略。
「全ての人の人生に学びを」という意味を込めました。
”英会話”ではなく”英語塾”にしたのは、会話だけでなく文法も教えたかったから。
英会話講師としてだけでなく、英語講師としての私でもありたいと思ったからです。
ここまでの私、全て思いつき。
暇だったから、始めてみた…というノリでした。
しかし始めてみたらしなければならないことが見える見える。
ドメインってなに!?
フランスでの生徒さんの支払い方法は!?
円!?ドル!?
私の知識の無さの露呈、そしてそれに伴い様々な問題点が浮き彫りに。
まずは知ってもらえるようにするためにどうすればいいんだ…と試行錯誤する日々が始まりました。
そして、もちろん事業登録も。
前回の記事にも書いたように、銀行口座が出来ていなかったので時間がかかります。
それまでの間はウェブサイトを作ったことにより変な達成感が生まれ、次に進む気力を失い、またぼーっとした日々を過ごしました。
そして、1週間後!(1週間以上かも…。)
口座が出来たタイミングで事業登録。
前の記事にも書いたように、ネット登録。
税金などの処理もすべてネット上で自動で行ってくれます。
日本とは違う点もありますが、色々調べながら一つずつ自分で行いました。
いや~、意外とやれば出来ちゃった!
難しそうに見えても、自分でなんとか出来ちゃうものなんです。
しかし、ここでもまたもや問題が。
事業登録もホームページも出来たのはいいけど、どうやったら人に見てもらえるようになるんだ!?
日本人の方へ向けての宣伝方法。
まずは、パリの日本人コミュニティの掲示板に載せてもらいました。
そして、ブログも開始。
ブログでは英語のレッスンや、留学生活、そしてパリでの海外生活について綴っています。
EFL英語塾 ブログはコチラ
→ https://ameblo.jp/educationforlifejapan/
それと同じ時期にラインも開始。
完全に流れに乗っかりました。
波が来たら、乗っかっておかないとね!
無料相談や添削なども受け付けています。
そんなこんなしていたら、10月半ば、レッスン再開。
今は日本からの生徒さんだけでなく、パリ在住の生徒さんもいます。
そして、いつの間にか12月。
いつの間にか、市場で一人で買い物。
いつの間にか、メトロにのってお出かけ。
いつの間にか、平常運転。
まだまだ不慣れなことや改善点は多いですが、なんとか生活しています。
どうしようもない時でも、全てが真っ暗闇でも、抜け出せる手段はあるということ。
そして、今何か新しいことをしようとしている人に言いたいこと。
「やってみると意外とできちゃうからやってみなよ!」
私でもできました。
ハッと!思いついたとき。
それこそが何かを始める最高の瞬間ではないかと思います。
2018年、ありがとう!
2019年も、思いつきとその最高のタイミングを、逃すな!
(もともとwomenfrontierで書いていたものを転載しています。日付は筆者が当該サイトで投稿した日に設定してあります。)