一女性として社会で働くということ DAY20




「海外で事業をしている」と言うと、「えっ!」と驚かれることが多いです。

日本でもこの歳(現在25歳です)から起業をしたり、事業主として働くことに対して驚かれることがとても多いように感じます。

日本に住んでいる時、起業を考えており、個人事業をしているということを人に話すと、必ずと言っていいほど「若いのに!」もしくは「女性なのに!」という言葉を何度も耳にしました。

海外に住むのはこれが初めてではありませんが、やはり日本とは違う社会の中で暮らしていると違いを感じることがとても多いです。

先日、スイスの民間研究機関「世界経済フォーラム」で発表された男女平等度ランキング。

日本は先進国にも関わらず149か国中なんと110位。

昨年は114位だったので、それでも少し上がったようですが…。

ちなみに1位は昨年に続き、アイスランド。

2位はノルウェー、3位はスウェーデン、4位はフィンランドとヨーロッパの国が独占しています。

ちなみに最下層はレバノンやサウジアラビア、シリアやイラク、最下位はイエメンでした。

これらの国にはイスラム教が多い等の文化的・宗教的背景があります。日本にはありません。

そういった面でヨーロッパの国は日本ほど女性に対して「こうでなければならない」というステレオタイプとも言えるマイナスイメージや先入観があまりなく、女性が働くうえでの社会制度が整っています。

日本では、まだまだ女性が前に出てくることに対して無意識に否定的なイメージがあったり、「これだから女性は…」なんて言われることもしばしば。

「生理がある日は一日だるくて、仕事がきついけどそんなこと言えない」という女性からの声や、「子どもが熱を出して幼稚園に迎えに行かなきゃいけない」という方に対しての男性からのぼやきの声も聞いたことがあります。

それでも昔に比べると女性の社会進出はしやすいのかな、と思いますが。(男尊女卑が今よりも多かった時代に社会経験をしていないので断定は出来かねます。)

かといって、日本の専業主婦と大黒柱のお父さん、という古くからある日本のしきたりのような家族関係に反対というわけではありません。

現に私の母は専業主婦で、父が大黒柱として働いているという家庭の中で育ちました。

私の母は、私から見ても暇が無いほど完璧に主婦業をこなすスーパーウーマンなので、(笑)それは男性が働いていることと同じくらいの体力や気力を要するものだと見て取れます。

彼女の仕事は専業主婦で、それで家庭という社会が成り立っているのならいいと思います。

女性と男性は体が違うように、持っている機能も役割も違うので、日本の昔ながらの家庭はとても理にかなっているとも感じます。

しかし、それが社会に出る上でハンデになるのはまた別の話。

女性だって、活躍したっていいじゃない。

私は仕事大好き人間なので、もちろん仕事を続けていきたいと思います。

子どもも欲しいと思っているので、妊娠中や子育てが降りかかってくると思うと心配な面もたくさんあります。

でもそんなこと考えだすときりがないし、今は普通に仕事をしているので、必要になったら考えます。(笑)

私は今後、どこの国で生活するということがまだ決まっていませんし、一つの国に落ち着いて住んでいられるという状況にない可能性がありますが、今はフランスで働くことに対して、日本のような息苦しさは感じていません。

こちらでは、女性がビジネスをしていることは普通で、もし仮にそのことについて話したとしても、”一個人”として私の話に耳を傾け、ビジネスの内容を聞いてくれたり、これからのビジョンをシェアしたりしてくれます。

日本では、「え!そうなんだ!すご~い!」で会話が終わる声が多かったように感じます。(笑)

本当にそれについてしっかりと話す人は限られていました。

こちらでは、個人事業として働いている人も多く、目的をもって働いています。

また、社会がそのように働く人に対して、働きやすい、偏見のない環境を作ってくれています。

個人事業主から起業をする人もしばしば。(かくいう私もそのようなプランを練っているうちの一人です。)

個人事業主の申し込みもネットですることが出来、税金や社会保険の支払いも、ネット登録で自動精算。

嫌なこととしては、銀行口座の開設に半端ない時間がかかること…。(自分個人の銀行口座開設も同じく。)

将来的には、日本で市場を広げられたらいいなと思っていますが、今は日本に住んでいないので、自分のビジョンを持ちつつ、今自分が出来ることを一つずつこなしていければと思っています。

色々考え始めると、どんどんやりたいことがでてきて…ありすぎて困っちゃう!

能天気ハッピー野郎です。(笑)

さて、明日は初めて受け持つ生徒。

どの社会にいようが、授業には全力投球ということは決めているので、自分を見失わないように、今日も生きています。

最後に、超~~!!面倒くさいフランスの銀行口座開設についてお話して終わります!

(この面倒くささをシェアさせてください。笑)

【面倒くさすぎるフランスの銀行口座開設の流れ】

まず、銀行口座を開設する時間を予約。

だいたい1週間後とかになります。

そしてその間住民票やパスポートなどの書類を集め、予約日に銀行に。

銀行では約40分~1時間ほど、何枚もの書類にサイン、そして発行手続き。

それから1~2週間でIBANナンバーという日本で言う口座番号を取得。(この時点でカードがなくても使えます。)

それから約1週間後、銀行から「カードができました」という書類通知が届き、それをもって再び銀行へ。

銀行へ行き、本人確認を済ませ、カード受け取り。

以上!(笑)

ビジネスを始めた流れや今の状況も今後どんどんシェアしていきますので、是非次のブログも読んでください♪

(もともとwomenfrontierで書いていたものを転載しています。日付は筆者が当該サイトで投稿した日に設定してあります。)




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ABOUTこの記事をかいた人

オンライン英語塾、EFL英語塾を経営。埼玉・東京一部エリアで家庭教師も実施中。英会話や英文法、学校補習を小学生から社会人まで全国幅広く指導。成績や偏差値だけで人間の価値は決まらない。英語を通して自分に自信をつけていく塾であるようにという想いから生徒と向き合っている。「私らしく、面白い人生を歩む」がモットー。