「声、小さいね」と言われることが多い。
普通に話していても聞き返されることもしばしば。
活舌が悪いのかもしれないし、話し方が悪いのかもしれないけど。
ガヤガヤしているところにいると声がかき消されるから、嫌い。
その割によく喋るからいつもより大きめな声を出して話すと必ず喉が痛くなる。
留学カウンセラーをやってた時もそういえば、言われていたな。
電話対応の声が小さいとか、お客様と話す時に聞きにくい、とか。
でも、最近思うことがある。
というか、前から思っていたこと。
(少し盛りました)
今日のレッスンでも、そうだった。
「私の声、超大きくない?」
そう、授業中の私は声が大きい。
完全なる腹式呼吸で話している。
近所迷惑でもある。
塾で集団を教えていた時は多分この3、4倍は出していた。
今は一対一で、オンラインで話しているからそんなに大きな声も出す必要が無いのに。
今日も大声で朝っぱらからいつものボードを持って、自動詞と他動詞の違いを説明していた。
そういえば、一緒に働いていた講師仲間や室長、生徒にはそのようなことを一度も言われたことが無い。
勿論、聞こえなくて聞き返されるなんてことも無かった。
もしかしたら、お疲れ様会等のガヤガヤ飲み会ではあったかもしれないけど。
逆に、声大きい!と言われたこともあったっけ。
その時はびっくりしたし、信じられなかったなあ。
教える時は、自分でも、いつの間にか大声で話していることに後から気づく。
そして、このフランスクオリティの外にすぐ物音が聞こえる扉から私の声が漏れて、隣人に聞こえているということも。
そうか、私の声はこんなにも分かりやすく自信とリンクしているのか。
そこには伝えたいという気持ちがまず大きくあって、その感情と生徒と向き合っていると自然に出てくるものだと感じる。
留学カウンセラー時代は、とにかく意識をしていた。
いつも大きな声を出して、はきはき話して、分かりやすく説明して…。
でも、それでも声は出ていなかった。らしい。
考えてみれば不安で不安でたまらなかった。
無能な自分にこんなことが出来るのかと。
あの頃は、自分が社会に必要とされない無能なポンコツ人間だと本気で思っていたから。(笑)
そんな私が、今は意識を全くしていなくても自然に出来る。
こんなにも分かりやすく自信と声は比例するのか。
変に意識しなくても、伝えたいという気持ちと自信でこんなにも変わるものなのか。
単なる憧れや、自分に向いていないことはいくら努力をしてもスムーズに行かないし、実現しない。
自分が本当にやってやる!と決めた時、そしてそれに情熱を注ぐとき、それが続けられるものであった時、そこでの経験が自信となり、付いてくるのではないかと思っている。
とりあえず、私は大きい声が出るっぽい。
という話。
(もともとwomenfrontierで書いていたものを転載しています。日付は筆者が当該サイトで投稿した日に設定してあります。)